データ作成のヒント
活版印刷用のデータの作り方を紹介します。(※仕上がりの良い商品をお届けするためのもので、デザインの制限を促すものではありません。)
網点での表現について
活版印刷は単色機ですので、写真などの網点の表現が苦手です。ぼかしやにじみ、グラデーションを使った画像データは、モノクロ2階調に変換しますので、下記のような仕上がりになります。

文字や線のサイズについて
面積の大きいベタ、抜き文字、細い線、小さな点はカスレや、つぶれてしまう事があります。絵柄や文字の再現を重視しますので、印圧の無い仕上がりになる場合がございます。(図は極端な例です)

- 文字は6pt以上、「 i 」、ピリオドなど、小さな点の抜き文字にご注意してください。
- 線幅は、0.3pt(0.1mm)以上で作成してください。
色指定について
色の掛け合わせはできません。データ上の色指定はK100%または特色100%で作成してください。2色刷りの場合は、プロセスカラーの2色(MとK)を使用するか、特色2色で作成してください。

- データ入稿の時には、データファイルと、確認用PDF&JPEGをつけてください。
入稿データについて
Adobe Illustrator
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バージョンは、Adobe Illustrator 2020まで対応しています。
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デザインに使用している文字はすべてアウトライン化してください。
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色はグレーやグラデーションで作らず、必ず100%で指定してください。
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仕上がりサイズは定型はがきサイズ:100mm×148mmで作成してください。(定形外はご相談ください)
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断ち切りまでデザインが入る場合は、ぬりたし(3mm)分まで広げてください。
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画像は埋め込みしないでください。

Adobe Photoshop
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バージョンは、Adobe Photoshop 2020まで対応しています。
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入稿画像は解像度350dpi-600dpiで作成してください。
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文字データは画像レイヤーにしてください。
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色はグレーやグラデーションで作らず、必ず100%で指定してください。
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仕上がりサイズは定型はがきサイズ:100mm×148mmで作成してください。(定形外はご相談ください)
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断ち切りまでデザインが入る場合は、ぬりたし(3mm)分まで広げてください。
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データはモノクロ2階調にしてください。